自分軸と顧客主義から売れる商品を作る

「売れる商品をどのように生み出すのか?」

これは多くの起業家・経営者の悩むところです。

たとえ今ヒット商品を持っていたとしても、
時代の変化に合わせて新しい商品を作っていく必要があります。

そこで今日は売れる商品の作り方について解説していきます。

売れる商品を考えるときに大切なのは、
自分軸と顧客主義という2つの視点です。

自分軸とは自分のミッションと自分の強みからできています。

ミッションは自分の人生の目的です。

事業のすべてはこのミッションを中心に構成されています。

そして、自分の強みは、自分が一番力を発揮できることです。

自分の人生の目的にそって、自分の強みを最大限に発揮していくこと。

これが自分軸になります。

事業を作っていく起業家や経営者は、
この自分軸をしっかりと腹に落とし込んでおくことが重要です。

そして、この自分軸が定まったら、
次に大切なのが「顧客主義」です。

事業を成功に導くためには、徹底的に顧客の声を聞くことが重要です。

私もこれまで2000名以上の起業家・経営者をサポートしてきましたが、
成果を出している方は結局

「顧客の声を取り入れて、ひたすら改善を繰り返す」

ということだけを行っています。

多くの方が顧客の声を聞かずに事業を行っています。

自分の頭で考えるだけでは売れる商品は生まれません。

大切なのは、顧客の生の声を聞くことです。

アンケートやヒアリング調査はもちろん、
できれば直接お客様と会って話を聞かせてもらうのが一番です。

経営者が顧客の声を聞くことを怠ってしまうと、
顧客から離れた経営になってしまいます。

そうすると徐々に売上や利益が下がっていくのです。

売れる商品を生み出すためには、
ひたすら顧客の声を集め、商品開発やマーケティングに活かしていくこと。

この一点につきます。

ただ注意しなければいけないのは、
顧客に振り回されないようにすることです。

顧客は実にわがままです。

好き勝手に要望を言ってきます。

そのすべての要望を聞いていたら、事業は成り立ちません。

ですから、時には顧客の要望を断る必要があります。

その時の判断の基準になるのが、ミッションや自分の強み、
すなわち自分軸です。

自分軸がしっかり確立しているからこそ、
できることと、できないことの線引きが明確になります。

自分軸が明確になっていないと、
顧客のどんな要望にも答えようとします。

そうすると、どんどん顧客のわがままに振り回されてしまいます。

その結果、自分自身が疲弊してしまいます。

自分軸をしっかりと確立し、その上で徹底した顧客主義を貫く。

これが売れる商品を生み出し続ける秘訣なのです。

坂本憲彦