【私の成功哲学の原点】
ちょうど、お盆に実家に帰ったので、振り返ってみました。
私の成功哲学の原点は、こちらの本だったなと思いました。
『在家勧行集』
といって、タイトルを知ったのは、たった今です。
子供のころから読んでいたお経の本です。
私は母が7歳のときに亡くなっています。
その時に、四十九日の際に毎日、読んでいたのが、このお経です。
うちの実家は、檀家が残っている地域でしたので、毎日、お経を上げていました。
七日ごとに地域の人が集まってお経をあげていました。
ただ、子供のときは、漢字ばかりで内容がまったくわかりませんでした。
また、お経を読む時間が、いつも夜だったので、好きなアニメの放送時間と被っていたので、本当に読むのが嫌でした。
そして、四十九日が終わっても、毎月、母の月命日には、お経を読むのが日課の家でした。
ただ、大人になってからは、そんなに読む機会もなくなりました。
たまに父が読んでいるのを見たくらいです。
ただ、9年前に父が亡くなってから、自分の家の宗派を知るようになりました。
ちなみに私のお家は、
「浄土真宗 本願寺派」
です。
そして、最近、この昔読んだ、お経の本を読むようになりました。
大人になってからのお経は、とても面白いものがありますね。
子供のときは何を書いてあるかわかりませんでしたが、大人になって解説書なども読むと色々わかってきます。
意味を知って驚いたのは、
お経って、亡くなった人のための文章ではないんですね。
亡くなった人というよりも、
今、生きている人に向かっての文章なんです。
人として、どう生きるべきか、
どう考えていくのか、
何を信じていくのか、
それを語ってくれています。
私は、お経って、てっきり亡くなった人が幸せになれるようにというようなことが書かれているのかと思いました。
でも、まったく逆で、生きている我々の生き方を示してくれている本でした。
今、形而上学やエネルギーのことなども学んでいることもあって、この本はとても学びになりました。
この本の中心になるのが、
「正信偈(しょうしんげ)」
というお経です。
親鸞聖人が、浄土真宗の一番大切なことを、我々に教えてくれている文章です。
仏事でも一番読まれるお経です。
このお経を読んで思うことは、
「光」
という漢字がたくさん出てくるということです。
阿弥陀如来の光が、我々を守ってくれているという教えが説かれています。
この本を読んで、改めて、お母さんに感謝です。
7歳の時に母が亡くなったからこそ、
この本と出会うことができました。
私の人生の原点として、
この光に溢れた本と出会えたことに本当に感謝です。
ありがとうございました。