こんにちは、
坂本憲彦です。
これまで多くの方を見てきて
ビジネスで大切なものは、
究極的にはX軸とY軸という
2つの軸になるということがわかりました。
このXとYは何かというと、
X = 自分軸
Y = 市場軸
です。
この「自分軸」と「市場軸」の
合わさったところが
自分のビジネスになります。
孫子の兵法に
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
という言葉があります。
もしかしたら、
100回くらい聞いたことのある言葉かもしれません。
でも、私も最近、
ようやくこの言葉の本当の意味を
理解できるようになりました。
この言葉を商売に置き換えると
敵を知る = 市場軸
己を知る = 自分軸
という風にとらえることができます。
そしてこの言葉の中でも、
「己を知る」
という言葉の意味を私は
とても軽く考えていました。
多くの人は、
自分のことは自分が一番よくわかっている
と思っているかもしれません。
ただ、現実的には、
自分のことを一番わかっていないのも
自分だったりします。
人から自分の評価を聞いて、
意外だったりすることってありませんか?
私は結構、あったりします。
自分のことを自分が
一番わかっていなかったりします。
ただ、
ビジネスを作る時に
自分のことを分かっていないのは、
致命的な欠点になります。
結局、ビジネスは
どんなビジネスモデルや業界であろうが
結局、社長の色が出てきます。
例えば、ラーメン屋さん一つとっても
10人の経営者がいれば、
10通りのラーメン屋さんが出来上がります。
どんなにマネをしたところで、
結局、その人なりのこだわりや経験が違うので、
味もスタイルもバラバラなラーメン屋さんができあがります。
なので、
自分の得意なことは何なのか?
自分の強いことは何なのか?
そして、
自分の目指したいところはどこなのか?
この自分軸が分かっていないと
結局、大したビジネスができないということになります。
そして「自分軸」が定まっていないと
もう一つの軸である「市場軸」が
できていたとしても、
結局うまくいきません。
ビジネスは
自分のことだけを考えていてもうまくいきません。
商売は相手がいるものですから、
必ず相手のことを徹底的に理解する必要があります。
それが、
「市場軸」
です。
徹底して顧客や市場をリサーチして、
お客様にあったコンセプトを作り、
商品・サービスを提供していきます。
顧客が何を求めているのか?
世の中のトレンドがどちらの方向に向かっているのか?
これを理解し、
顧客の求めるものを提供していくことが、
ビジネスの成功に繋がっていきます。
ただ、
この市場軸だけでも
ビジネスが成功するわけではありません。
顧客主義ができていたとしても、
自分軸が定まっていなければ
まったく意味はありません。
どんなに顧客ニーズがあろうが、
それを提供する自分の強みにあっているかどうか?
そして、そもそも自分の方向性として
その顧客ニーズに応えたいと心の底から思えるかどうか?
こういった観点がないと、
どんなに顧客主義があったところで、
長期的にみると、ビジネスはうまくいきません。
なので、この
「自分軸」と「市場軸」
は、まさに車の両輪です。
経営者がどこに行くのかという「自分軸」と
顧客が何を求めているのかという「市場軸」
この両方があって初めて
ビジネスは成長していきます。
ですから、あなたも
この「自分軸」と
「市場軸」
この2つを深く極めていってくださいね。
この2つの軸が
あなたのビジネスに成長と進化をもたらしてくれます。